このカードはとても危険なカードです。
始めに念を押しておきます。
とても夢があると同時に、とても危険です。
何が危険かというと、友達を無くすほどに強いからです。
エネルギーカウンターを6個取り除いてタップ
ライブラリーの上から6枚を見て
その中のカード1枚を
マナコストを支払うことなく、唱えてもよい。
という物です。
一見、書かれざるもの視認のようなカードと思います。
エネルギーカウンターを6個というのもハードルが高いように思いますが
織木師の組細工があり、
登場時にエネルギーを3個得て、
3マナと生贄でエネルギーカウンターを3個得るので
1枚で霊気池の脅威のコスト6個のエネルギーカウンターを賄うことが出来ます。
これが友達を無くすほどに強い理由は
いくつもあって、
この2枚がアーティファクトである事がひとつ、
メインデッキに入れて引くことに頼らず、
大いなる創造者、カーンのマイナス効果で
サイドボードから1回目、霊気池の脅威
2回目、織木師の組細工を呼び出すことが出来ます。
カーンを召喚、マイナス効果で霊気池を手札に
次のターンに霊気池を場に出し、
カーンのマイナス効果で織木師の組細工を手札に
次のターン織木師の組細工を2マナで戦場に出し、
3マナを払って生贄、エネルギーを計7個獲得
エネルギーを6個支払い霊気池の脅威をタップして効果が発動。
カーンを召喚してわずか3ターンで効果が発動します。
マナがもっとあればたった1ターンでも可能です。
しかも、サイドボードに織木師の組細工を入れ、
カーンを再度召喚しすれば、
今度は2回、織木師の組細工呼び出すことが出来ます。
そして嫌われる要因の2個目、
6枚を見て、その中のカードを1枚唱えてもよい。
というところ、
書かれざるものの視認はクリーチャーカードを戦場に出す。ですが
霊気池の脅威は何でも良いのです。
ソーサリー呪文で全体破壊を唱えようが、
プレインズウォーカーを出そうが、
クリーチャーを出そうが自由なところです。
霊気池の脅威の脅威はさらに、
マナコストを支払うことなく、唱えてもよい。という効果です。
戦場に出すではなく、唱える事になるので、
ウラモグなどの唱えたとき、2個のパーマネントを追放の効果も発動します。
コストはもちろん、マナの色もお構いなし。
半端なく強い1枚ではあります。
あまりの強さに使用を控えるプレイヤーも数多いです。
しかし、私は初心者のうちは勝つこと自体も重要な楽しみだと思います。
負けてばっかりいては正直嫌になります。
しかも相手は1デッキ5万や10万というデッキと対戦する訳です。
普通にやっては勝つことは不可能とまではいきませんが、
中々厳しい。
そんな中、数百円で買えるカードで勝とうと思うなら
このカードも許されるのではないでしょうか。
まだ禁止にはなってませんし。
(でも禁止になってもおかしくないカードだと思いますけど)
じゃあ何を唱えるカードに持ってくるかで夢を見ましょう。
普通だったら唱えられないようなカードを唱えてやろうではありませんか。
上限はカード1枚1,000円以内の予算とします。
候補1 大祖始
シンプルにプロテクションすべて
プロテクションとは
防御できない、呪文の対象にならないので
邪魔されない攻撃力10点!
どうですか、このイラストの壮大さと、
マナコストの大きさと色縛り、
マナのシンボルさえも美しく感じます。
これを出したくてフルカラーデッキを作りたいと思った1枚です。
意外に安く1,000円以内です。
候補2
土着のワーム
脅威の15マナ
15マナで唱えるならエムラクールじゃないのか!
というところがウケ狙い。
ウケ狙いだけでなく、手札に引き入れたときに
滋養の群れを使って土着のワームを手札から追放すると
マナコスト分の15点のライフを回復します。
ライフレースで優位に立てる1枚です。
候補3
世界棘のワーム
ぎりぎり1,000円で買えそうなカード
11マナの15/15
死亡した時に5/5のワームクリーチャートークンを3体戦場に出します。
候補4
刈り取りの王
イラストを見るとこれがカカシ?と思います。
カカシ最強説のカード
これも緑シンボルを含むので滋養の群れの餌にして
10点ライフを回復する事も可能です。
候補5
プレインズ・ウォーカー ニコル・ボーラス
3色、8マナのプレインズ・ウォーカー
+効果でクリーチャーでないパーマネントを破壊
-効果でクリーチャー1体のコントロールを得る
奥義は
プレイヤーに7点のダメージを与えて
7枚手札を捨てさせ
7つのパーマネントを生贄に捧げる
という無法ぶり。
+効果が3なので、一撃では死ににくく、
対戦相手にとってはとても嫌なカードです。
まだまだ、安くて強いカードは探せば沢山あります。
安いカードを如何に役に立たせるか。
というのもMTGの楽しみのひとつではないでしょうか。