おはようございます。水落です。
在庫回転率は持っている在庫が適量かどうかを判断する基準として用いられます。
在庫回転率=年間売上高÷在庫金額で求めます。
単位は回で、値が12と出たら12回
1年間で在庫が12回転している事を表します。
6の場合は1年間で6回転=2カ月で1回転する意味です。
3の場合は1年間で3回転=4カ月で1回転する意味です。
適正値は商品の粗利率によって在庫回転率は違います。
粗利率が低い商品は売れる速度も速い傾向があるので
回転率は高くなります。
例えば、
新品のゲームソフトなどは粗利率が低く、毎月新商品が出るので
速く売れて次の月の仕入れに回さないと仕入が困難になります。
逆に粗利率の高い商品は売れにくい傾向がありますが、
仕入れも少ない金額なので在庫の回転率は低くてもやっていけます。
例えば
ノンブランドの古着などは仕入れ原価が低いので、販売数が少なくても
粗利率が高く次の月の仕入れが出来ます。
このように商品によって適正値は違います。
逆に適正な在庫がわかりにくいのが問題点でもあります。
在庫回転率の求め方は
年間売上高÷在庫金額ですが、
年間売上は今回の資料にはありませんので年間売上予測で代用します。
年間売上予測は3か月の売上を合計を、3か月間の日数で割って
1日の平均を365倍します。
(実際に使用する場合は6か月分のデータを使用してください)
在庫金額は期末在庫の数字を参照します。
在庫回転率は年間売上予測を期末在庫で割ります。