おはようございます。みずおちです。
飲食店の儲かるエクセル活用術の出張コースを始めました。
講義の内容は
・粗利率・原価率・売上構成比・FD率・相乗積
・売上原価・在庫回転率・交差比率
・労働分配率・人時売上高を解説します。
店長なら知っておくべき数字の計算方法です。
講義の特徴は
ただ数字の計算を覚えるのではなく、
それぞれの数字を、どうのように活用するのか。
という活用術に重きを置いた内容になっています。
昨日の記事
はご覧いただきましたでしょうか。
この話の、お店の良いところはいくつもあります。
①まずスタッフが追加の瓶ビールを提供する際に、
お客様のグラスがすでに冷たくない事に気が付いた。
②冷えているグラスを一緒に提供した。
③お客様は「グラスはあるからいいよ。」と言われたが
「冷たいグラスの方がおいしいと思いますよ。」と声をかけた。
④お客様が喜ばれた事実を店長に報告した。
⑤店長がその話を聞いて、マニュアルを作り徹底した。
⑥スタッフ全員がマニュアルを守って徹底している。
分析をするとこのようになります。
ではこの中で一番良い項目はどれでしょうか。
また、一番の功労者は誰でしょうか。
冷えたグラスを提供したスタッフでしょうか。
はたまた、徹底した店長でしょうか。
上記の中で一番良かった項目は
「④お客様が喜ばれた事実を店長に報告した。」です。
さらに言うと、店長に報告したスタッフではなく、
「店長に報告する」という習慣を作っていた店長の功績です。
もちろん、最初に気が付いて実行したスタッフも、
スタッフの話を聞いて、良いと思いマニュアルにした事も
スタッフに徹底したことも、守っているスタッフもとても立派です。
このお店ではスタッフのモチベーションを上げる取り組みをしていたので
スタッフがお客様のグラスに気が付いた。
お客様が喜んだ内容や、クレーム内容を店長に報告する習慣が出来ていました。
それが話の最大のポイントです。
そして、お客様が喜んだ良かったことを共有する仕組みを作り、
一人の成功体験を10人のスタッフで行えば、
何十倍のチャンスが生まれます。
一人のスタッフが行うよりも、何倍ものファンが増えていきます。
確かに、常連客になってくれた方は”たまたま”かもしれません。
でも10人のスタッフが行う”たまたま”はもはや”たまたま”ではありません。
半年、1年と続けていれば地道な活動も大きな成果となっていきます。
よってこの話の一番の功労者は、
スタッフとの情報共有に勤めていた店長であり、
スタッフのモチベーションを管理していた店長にあります。