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Channel: 日本カルチャー協会 認定講師 みずおち
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窃盗事件その後

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こんにちは。水落です。

先日、オーナーから

被害届を取り下げることにしました。

と報告をいただきました。


被害届を受理してもらうために

警察署に行ったり、現場検証をしたりと

大変だったと思います。

何より、同じことをなんども聞かれ、

オーナー自身の生い立ち

学歴や職歴なども聞かれ、

まるで自分が捜査されているように感じると思います。

それでも我慢して訴えることが必要です


幸い、オーナーを担当して頂いた刑事さんは

とてもいい人だったようで

オーナーを励ましてくれたりして

2週間程度で被害届が受理されました。

その後、1ヶ月弱で結果が出ました。


盗んだアルバイトの少年と親が警察署に呼ばれ

少年は素直に犯行を認めました。

親はオーナーが大金をふっかけると思い電話を無視していたそうです。

それを担当の刑事さんが

オーナーはそんな人ではありませんよ。

新聞配達をしてでもお給料を払っていた優しい人です。

となぜか刑事さんが説得してくれたそうです。

その後、本人と親が謝罪に来たそうです。


オーナーは最初は、悔しくて罵詈雑言をあびせてやるつもりだったそうですが、

アルバイトだった少年が一生懸命謝る姿をみて

言えなくなってしまったという事でした。

親を交えて交渉の結果、

盗んだ商品の弁済を毎月1万円の10ヶ月で支払うという事になり、

本人と親御さんの誓約書を記入してもらったそうです。


これは商品の弁済であり、示談金ではありません。

民事訴訟を行えば慰謝料も僅かばかりなら取れる可能性もありました。


しかし、オーナーは

「謝罪もしてもらったので、もう、満足しました。

毎月、振り込まれれば謝罪として認めます。

被害届は取り下げます。」

と言われました。


もし支払われないようなら民事訴訟も出来ますので

その際はご相談ください。

とお伝えして終了しました。


今回は警察の担当の方が親切なうえ、

犯人であるアルバイトも素直に犯行を認めたため、

比較的すんなりと終結に向かいました。


これが否認されたりするとややこしくなります。

内部不正でつかまえた際は、

その場で「犯行を認めさせたら、その証拠を取っておきましょう。」

話をした音声でも良いですし、

反省文などで犯行を認める内容を紙に書かせます。

そうでないと、その場では認めていたのに、

警察では否認して、

犯罪を認めさせるという作業から入ると長くなります。

長くなるだけならまだしも、証明できなければ

請求も出来なくなります。


今回は盗まれた分の全額では無いと思いますが、

発覚した際の商品代金は回収することが出来、

オーナーは謝罪をさせることが出来ました。

それだけでも気は楽になったかと思います。



捜査や被害届の取り下げまで全て終了しましたので

書かせて頂きました。

皆様も十分、気を付けてくださいね。

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