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Channel: 日本カルチャー協会 認定講師 みずおち
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誰かが損をしても世の中は変わらない。

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こんにちは。水落です。


最近はこの本を移動中に電車で読んでいます。


共感できるところ、できないところがあって、

とても興味深い本です。

自分なりの解釈で例えを出しますと、

例えば、助成金や補助金というのは、

国や市の税金で賄われています。

いわゆる、みんなのお金ですよね。

そのお金をA社とB社とC社の3社が貰っています。

予算には枠がありますので、レベルが高いA社とB社は満額、

この2社よりも劣るC社はA社B社の半分しか貰えません。

さらに、D社はレベルが悪く、悪質な会社で、審査に落ちて貰えませんでした。

翌年、A社は、利益も出たし、

みんなのお金を使うのは悪いから、

助成金は貰わないようにしよう。と決めました。

謙虚な多くの日本人はそう考えると思います。

しかし、助成金総額は、減ったのかというと、

結果は変わらない。

税金が減ったのかというと、変わらない。

ではA社の貰わなかった助成金はどうなるか。

レベルの低いC社が満額貰えるようになり、

悪質なD社が貰えるようになる。

仮にD社にいかなくても、予算を使いきるために、何処かの会社に流れるだけです。

助成金の総額が変わらないなら、そういう事ですよね。

世の中のため、地域の人たちの為になる。

という信念があれば、新たに参入するE社がC社とD社の助成金を勝ち取ったとしても、

何も恥じる事はありません。

と書いてある訳ではありません。

あくまで、個人的な解釈です。

本との出会いって不思議ですね。



師は弟子の準備が出来た時に現れる。

とよく言われますが、

ちょうどいい機会に恵まれるものです。

勉強になってます。



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